優良住宅取得支援制度「フラット35S」の基礎知識

フラット35は勤務形態や職業、勤続年数などに制限が少なく、より幅広い人が利用できる住宅ローンです。

その中でも、優良住宅取得支援制度とはフラット35を利用する際に、高性能住宅を取得する際に利用できる制度です。

 

◇優良住宅取得支援制度(フラット35S)とは?

優良住宅取得支援制度とはフラット35を利用する際に「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」のうち、いずれかのひとつの基準を満たしていることを条件に利用できます。

優良住宅取得支援制度を利用すると、初めの5年間の借入金利が0.3%の低金利になることや、さらに優れた性能を持つ住宅に対しては「20年金利下げタイプ」が利用可能です。

 

◇「買取型」と「保証型」

フラット35には「買取型」と「保証型」があります。

買取型では住宅金融支援機構が住宅ローンの債権を金融機関から買取り、返済金が利用者から金融機関住宅金融支援機構の流れになります。

保証型では利用者から金融機関となり、住宅ローン債権の買取りが行われない代わりに、利用者が返済できなくなったときには住宅金融支援機構から金融機関に保険金が支払われます。

保証型は買取型と比べて一般的に金利が低いため、住宅ローン返済の負担を抑えたい方には、保証型をおすすめします。