家の寿命を延ばす屋根塗装、適している季節とその理由

屋根素材によって異なりますが、一般的に築10~15年を過ぎると屋根塗装の時期です。

実は、屋根塗装には適している季節があるのをご存知でしょうか。

 

◇一般的には春がおすすめ!条件によっては秋も可

屋根塗装の耐久性は施工時の気候条件によって影響を受けることがあります。

これは、悪天候下での塗装は施工の品質を低下させ、剥がれやすくなる可能性があるためです。

一般的に気候が安定している春が屋根塗装に最適だと言われていますが、台風の影響が少ない地域では秋も適しています。

北海道や東北等の寒冷地域では春はまだ気温が低いため、夏の方が適しています。

 

◇屋根塗装と季節が関係している理由

これは屋根塗装で使用する塗料が関係しているからです。

屋根塗装で使用する塗料のほとんどがメーカー規定に「湿度85%以上、気温5度以下」と定められています。

そのため、湿度が高くなる梅雨や気温が氷点下近くになる冬は塗料の品質に影響するのです。

「湿度85%以上、気温5度以下」の気候条件では塗料の装膜が固まるのに時間がかかり、その間に汚れや水滴がついてしまう可能性があります。

他にも、結露ができやすくなり、それが原因で塗装が剥がれやすくなることも挙げられます。

また、気温が35度を超えると、気泡が発生することもあるため真夏の屋根塗装もできるだけ避けましょう。