型枠工事とその種類について解説!

型枠工事は建築工事において、建物の外形を形成するために型枠を組み立て、その内部にコンクリートを流し込んで固めて作業する工事です。

全ての型枠は施工者が計算しながら作成し、建物ごとに異なる計算が必要なため、施工者の技術が試される重要な工程で、4つの工法があります。

 

◇従来ラス工法

金網を使った特殊な型枠工事は、「捨て型枠工法」として知られています。 この方法では、合板や鉄板の代わりに金網を使い、コンクリートに金網を埋め込むことで型枠を形成します。

型枠工法では型枠の解体作業が不要となるため、工期が短くてすみ、現場での変更に柔軟に対応できるのが特徴です。

 

◇化粧打放型枠

化粧打放型枠はコンクリートをそのまま仕上げるための型枠です。この方法では、タイルや塗装などの別の施工を行わず、コンクリートの素材感を出したい時に用いられる工法。

表面処理を施した合板を利用して表面を丁寧に仕上げたり、型枠の板を使って凹凸や模様を付けたりなど、様々なこれによって、コンクリートの表面に独自の質感や模様を付けることが可能となります。

 

◇システム型枠

システム型枠工事は、再利用可能な型枠を使って行われる工事手法です。

ユニットを組合わせて型枠を作っていき、建物ごとに型枠を変更する必要がない箇所では、以前に使っていた型枠を再利用して工事を行うことが可能です。

 

◇新素材型枠

新素材型枠は、環境保護を重視し、環境に負荷をかけないように設計された新しい型枠工事です。

新素材型枠は、環境負荷を軽減するためにプラスチックなどの環境に影響を与えにくい素材を使用しており、環境に対する配慮が重視されています。