断熱材を選ぶ前に知っておきたい!断熱材の種類と選び方

断熱材には原材料の違いで「繊維系系」「石油系」「自然系」の3種類があります。

それぞれの特徴を把握しておくことで、断熱材選びに役立ちます。

 

◇繊維系(グラスウール)

繊維系断熱材はリサイクルガラスを線維化したもので、細い繊維が絡み合い空気を動かさないようにして熱の異動をしにくくする構造です。

高い断熱性能があり、現在の断熱材シェアはの50%近くを占めています。

綿状で加工がしやすく軽量なので、圧縮してコンパクトに輸送でき、施工もしやすいためコストパフォーマンスが非常に良いのが特徴です。

 

◇石油系(EPS・XPS)

ボード状になっているため、外断熱や付加断熱などの施工がしやすく、繊維系と比べると熱伝導率が良いため、同じ性能をだすのに使用量が少なくすむのがメリットです。
特にポリスチレン系は水に強く、軽くて衝撃に強い特徴があります。

 

◇自然系(セルロースファイバー・ウールブレス)

回収された古新聞等でできた「セルロースファイバー」は綿状になっていて、屋根裏の断熱材として活用されています。

名前の通り羊毛を綿状にしたものが「ウールブレス」です。

安価で、使い勝手が良いことから最近ではウールブレスが普及するようになりました。