型枠工事の手順と流れを知ろう!

 

型枠工事は、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建築において必要な工程で、
建物の骨組みを作るための型を造る作業です。

この工程では、型枠が正確に組み立てられ、しっかり固定されることが重要で、型枠が正確でないと、
建物の形状や強度に影響が出てしまい、後の修正やコスト増加につながります。
そのため、正確な型枠工事が不可欠であり、失敗が許されない工事なのです。

 

◇型枠工事の流れと手順
型枠工事では、まず施工図をもとに柱や梁、床、壁の形状や寸法を割り出し、
必要な型枠を洗い出す拾い出し作業が行われます。

次に、加工図を基に必要な型枠を作りますが、型枠は専用の合板に角材を組み立て、
建物の形状に合わせて加工します。

つぎに精密な測量機器を使い、基準線を設定し、型枠の位置を正確に決定して墨出しをおこない、
型枠を立てるべき位置に線や印をつけていきます。

建て込みでは、墨に合わせて型枠を組み立て、水平や垂直の精度に注意しなければいけません。

コンクリート打設では、生コンクリートを型枠内に流し込み、振動装置で均質化し、
最後に、コンクリートが固まったら型枠を解体するのが一般的な流れです。

さまざまな特殊型枠を使うことで建物の美観を整え、印象を大きく変えることも可能です。