開放感ある吹き抜け天井!メリットと注意点を解説!

吹き抜け天井は、建物の1階から数階にわたって天井がなく、上下がつながっている空間です。

1970年代に、北米の住宅デザインではオープンプランが流行し、このトレンドは住宅設計に影響を与えました。

そして、日本に上陸して、現在の吹き抜け天井に繋がっています。

 

◇吹き抜け天井のメリット

吹き抜け天井は開放感をもたらし、明るく広々とした空間を実現します。

家族が集まるLDKなどで取り入れることで、自然光を効果的に取り入れることができ、省エネ効果も期待できます。

さらに、煙突効果もあり、換気や温度調節も効率的です。

 

◇吹き抜け天井の注意点

吹き抜け天井を設けることで、2階の部屋数や収納スペースが減少します。

また、窓が高い位置にあるため、窓の掃除が大変です。高い位置にある窓は汚れやカビが目立ちやすく、特に北側の吹き抜け窓ではカビが生えやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

他にも、暖房時には暖気が上昇し、冷房時には冷気が下に留まるため、部屋全体で均等な温度が得られないことがあります。

これはエネルギーの無駄遣いや快適性の低下に繋がるため、吹き抜けを設計する際には、全館空調や高断熱・高気密などの工夫するようにしましょう。

吹き抜けを設置する際はデメリットを理解して取り入れましょう。