プラント工事の漠然としたイメージがあっても、正確に説明するのは難しいものです。

こちらでは、プラント工事について解説しています。

◇プラント工事とは？

プラント工事は、工場設備や生産設備を建設する工事のことです。

プラントとは、複数の設備が組み合わされて作られている工場で、設備同士は配管などでつながっているのが特徴です。

例えば、生コンクリートのプラントでは、骨材供給装置、セメント供給装置、水・混和剤供給装置など、複数の設備があります。

また、プラントが生産している製品は、原料やエネルギーなどが多く、コンクリート、石油、ガソリン、電気などが挙げられ、つまり、複数の設備を備えた工場がプラントと呼ばれるのです。

プラント工事は食品工場や製薬工場、製鉄工場、セメント工場、発電所など、様々な工場において行われ、工事内容は機械の据付や配管工事、階段の設置など、多岐にわたる作業が含まれています。

プラント工事は工場の要となるため、高度な専門性が求められ、細部のミスや不備が重大な事故を引き起こす可能性があることから、高い技術が求められます。

◇工場建設との違いとは？

プラントと工場の違いは、主に設備の違いと生産している製品の違いです。

工場の建設工事では建物の建設が中心ですが、プラント工事では建物の他に機械の設置や配管などの工事も含まれます。

さらに、工事が完成した後もプラントでは継続的なメンテナンスや管理が必要です。