透彫欄間の特徴と歴史

「透彫欄間」は、日本の伝統的な建築様式です。

 

◇「透彫欄間」とは?

透彫は木や金属、石などの素材をくり抜いて緻密な文様や模様を表現する彫刻技法です。

この技法は、特にアジア地域で盛んであり、アジアン家具やアジアンアンティークなどにおいて、繊細で美しい透かし彫りが多く見られます。

それぞれの作品には、職人の高度な技術や美意識が反映されており、芸術作品としても高い価値があります。

「透彫欄間」は、厚さ約12mmの板に様々な形を透かし彫りにした欄間で、欄間は「板欄間」とも呼ばれ、陰陽を表現する能力から「影(陰)彫り欄間」とも呼ばれることがあります。

透彫欄間には、紋様をくり抜き、背景を残す「地透かし」と、紋様を残し、背景をくり抜く「紋様透かし」という二つの種類があります。

 

◇透彫欄間の歴史

透彫欄間は奈良時代は唐から伝わった彫刻技法により、透かし彫りの文化が急速に進化しました。

特に仏像の光背に透かし彫りの技法が多く用いられ、その精巧なデザインは技術の進歩を物語ります。

透彫欄間はお城のふすま上部に設置され、美しい彫刻が格式の高さを表現していました。

透彫欄間は平安時代には寺院や神社の装飾として広く用いられ、戦国時代には武具や建材にも見られるようになります。