近年、和室の魅力が見直されています。
そこで、今回は和室と洋室の特徴の違いをご紹介します。
◇和室の特徴
和室は畳の上でくつろいだり、布団を敷いて寝室にすることができるなど汎用性の高さが特徴です。
また、障子は風通しが良く、土壁は湿度を調整する機能があり、乾燥する時期には水分を放出して適切な湿度を保ちます。
このように和室は天然の除湿機や加湿器の役割を果たします。
そして、畳は断熱性が高いため、フローリングのように底冷えを感じることが少なく、さらに、木材が加わることで、暖かみのある穏やかで落ち着いた空間になるのが特徴です。
◇洋室との違い
一般的には畳を敷いた部屋を「和室」、フローリングを敷いた部屋を「洋室」と呼びますが、現代では、和室にも伝統的な和室と現代的な和室があります。
伝統的な和室は、柱が見える造りで、床の間や仏間があり、風格があります。
一方、現代では家族構成などの影響で、柱を見せる和室から、床だけを畳に変更するケースが増えています。
ゆったりとした時間を過ごしたい方には、畳のある和室がおすすめです。畳はリラックス効果のあるイ草の香りや防音効果があり、快適に過ごせます。
洋室はカスタマイズ性が高く、住みやすい環境を作りやすいのが特徴で、特にベッドは足腰の弱った高齢者や介護が必要な方にとって最適です。