発砲塩化ビニールとは?その特徴を解説!

私たちの生活を豊かにするプラスチック。

身の回りには無数のプラスチック製品があり、代表的なものだけでも約100種類あるとされています。

こちらでは、その中でも「発砲塩化ビニール」の特徴をご紹介します。

 

◇発砲塩化ビニールとは?

発砲塩化ビニールとは。塩化ビニール樹脂を発泡させた厚肉単板状の独立気泡発泡体です。

プラスチックの性質として、軽量で丈夫、断熱効果が高く、独特の緩衝性を持ち、吸水性もありません。

また、発泡後も塩化ビニールの性質を保持し、耐候性や耐薬品性に優れています。

加工性も良く、各種加工が容易にできるため、その優れた特性と使いやすさから工業や住宅、スポーツ用品など、幅広い分野で採用され、様々な製品として現在活躍しています。

 

◇発砲塩化ビニールの特徴

塩化ビニール樹脂を発泡させたため非常に軽量で、引張や引裂に対して高い強度を持っています。

無数の独立したセルによる密閉気泡構造で、熱伝導性が低く優れた断熱効果を発揮します。

また、オゾンや菌類、塩水に対する耐性があり、酸・アルカリ・油にも強く変質や変色しません。

他のプラスチックと比べて、質感が軽く、保管、輸送、施工にが容易で、耐候性に優れ、耐久製品に使用されています。