【衛生設備工事について】衛生設備の種類を解説!

衛生設備とは、建物内や施設内に設置される衛生管理を目的とした設備のことで、4種類あります。

 

◇給水設備

給水設備は建物内に水を供給する重要な設備です。

・給水管: 道路下にある上水道管から建物内に引き込まれる管で、水を供給します・

・給水ポンプ: 建物内で水圧を維持するために使用されるポンプ。

・給湯設備: お湯を供給するための設備で、給湯専用ボイラーや湯沸かし器、循環ポンプなど

 

◇排水設備

排水設備は生活排水や汚水を流すための設備です。

・排水管: 生活活動や雨水を下水道に排出するための配管

・排水槽: 通常の下水道への排水が難しい場合に使用される設備

・浄化槽: 微生物の働きにより生活雑排水や汚水を浄化し、公共下水道以外に安全に排出するための設備

 

◇消火設備

消火設備は火災発生時に消火するための配管や器具です。

・消火栓: 火災現場に近い場所に設置され、上水道から高圧の水を供給する器具。

・消火器: 手持ち式の器具で、消火剤を噴射して火災を鎮圧する。

・スプリンクラー: 天井に設置され、熱感知器が作動すると自動的に消火剤を散布する装置。

 

◇通気設備

通気設備は空気調和設備と換気設備に分けられます。

空気調和設備は、空間の湿度、温度、清浄度、気流を調整し、その空間の用途や目的に応じた空気状態を維持するための設備です。

一方、換気設備は特定の空間の空気を入れ替えるための設備で、主に給気設備と排気設備から成り立っています。