秘密基地のようでワクワクする屋根裏部屋は、子供の頃から憧れていた方も多いでしょう。
屋根裏部屋は収納スペースとしてだけでなく、子供の遊び場や書斎、趣味の部屋など、多用途に活用できます。
◇窓の設置場所を決めておく
天井の裏と屋根の間に位置する屋根裏は、屋根に断熱材を入れなければ外気の影響を強く受けてしまう空間です。
暖かい空気は冷たい空気より軽いため上昇し、夏場には屋根裏に暖かい空気がこもりやすくなります。
そのため、風が通る窓を設置することで、これを防ぐのが効果的です。
また、屋根は太陽熱の影響を受けやすく、これを防ぐために、屋根に断熱材を敷くことをおすすめします。
◇使用目的に合ったアプローチ方法
屋根裏部屋は、はしごや階段で昇降するため、収納に利用する際には大きな荷物の運搬が難しくなることがあります。
将来の使い勝手も考慮し、設計することをおすすめします。
はしごにはタラップ式、収納式、スライド式の3種類があり、安全性や使いやすさを基準に、適切なタイプを選びましょう。
◇条件に気を付ける
屋根裏部屋は条件をクリアすれば床面積として計算されないという特徴があります。
建築基準法では、屋根裏のスペースは通常「物置」として扱われますが、屋根裏内の天井高を1.4m以内に収めなければ床面積として計算されてしまいます。
そうなると、固定資産税や住宅保険料が増加するため気を付けてください。