震災だけじゃない!地盤沈下が起こる原因をご紹介!

地盤沈下は、建物や道路の損傷、排水システムの機能不全、洪水リスクの増加など、さまざまな問題を引き起こします。

地盤沈下が起こるのはいくつかの原因があります。

◇自然現象で起こるもの

大地震により地殻変動が発生すると、広域で地盤が沈下することがあります。

この場合、個々の建物の被害が軽微で住人が気づかないこともありますが、特に海抜が低い地区では、満潮時に床下浸水被害が発生して初めて問題に気づくことがあるようです。

また、大地震によって地下の空洞が崩れ、地表が土の重みに耐えられなくなると、部分的な陥没が起こることもあります。

同じ敷地内でも土の中の水分量は一定でないため、最終的には波打った表層になり、地盤が変形して沈下の度合いが異なるため、家が傾いたり、地面が割れたりするのです。

 

◇人為的な原因

新築マンション工事などで大規模に土を掘る際、近隣の地盤強度が弱くなることがあります。

何の対策もせずに深い穴を掘ると、周囲の土圧が低下するのは避けられません。

また、天然資源の採取や農業用水のために地下水を過剰に汲み上げると、広範囲で地盤沈下が発生する可能性も。

例えば、水中に入ると浮力により軽く浮かぶことができますが、土も同様に水分が多い土地では浮力によって支えられています。

しかし、地下水を過剰に汲み上げて水位が下がると、土の浮力が弱まり、その結果、重力の影響で土が沈下し、地盤沈下を引き起こす原因となります。

 

地盤沈下にはさまざまな原因があり、被害が大きい場合は複数の要因が複合的に影響していることが多いです。