「耐震性」と「耐候性」が重要な理由とは?性能ごとに解説

建物の耐久性に影響を与える要因には、自然によるものとして風雨、日射、地震などの自然災害が挙げられます。

これらの自然の力は、建物の寿命や安全性に直接的に関わるため、適切な設計とメンテナンスが重要です。

こちらでは、耐久性を上げる性能の「耐震性」と「耐候性」が必要な理由をまとめています。

 

◇耐震性が重要な理由

耐候性とは、太陽光、雨、風、温度、湿度など屋外のさまざまな条件に対する耐久性を示す性質で、耐候性が低い素材は屋外で変質し、強度が低下する可能性があります。

外壁は、耐候性の高い塗料を使用することで、外壁を長期間美しく保つことができ、逆に耐候性の低い塗料を使うと、塗り替え回数が増え、足場代などのコストがかさむことになります。

 

◇建物に耐震性が必要な理由

耐震性の重要性は、地震大国である日本において、人命と財産を守るために欠かせません。

耐震性の高い建物は、地震による倒壊や損壊のリスクを減少させ、地震発生時に身の安全を守る確率が高まります。

また、建物倒壊が道路を塞ぎ、救急や消火活動の妨げとなり、復旧や復興の支障になるような事態を避けることができます。

さらに、耐震住宅は、地震だけでなく台風にも強い家です。

耐震構造は、地震を含む水平の揺れに耐えることができるため、強風による住宅の揺れや被害も最小限に抑えることができます。

数多くの自然災害に対応できる耐震住宅は、一般的な住宅よりも安心して暮らせる家と言えるでしょう。