ハウスダストアレルギーの主もな症状について

通年性アレルギーの原因は主にハウスダストで、季節に関係なく症状が続きます。

 

◇ハウスダストアレルギーの原因

ハウスダストとは、目に見えない微細なゴミやほこりを指し、人のフケやアカ、動物の毛やフケ、ダニの死骸やフン、カビ、細菌、食べ物のカス、花粉、繊維のくずなどが含まれます。

これらの物質が引き起こすアレルギーを「ハウスダストアレルギー」と呼びます。

アレルギーは、アレルゲン(過剰反応を引き起こす物質)と接触することで、体が異物を排除しようとする反応であるため、アレルギー症状を抑えるためには、アレルゲンをできるだけ取り除くことが大切です。

ハウスダストを吸い込むことで、卵アレルゲンに感作され、アレルギー反応が引き起こされることがあるためです。

 

◇ハウスダストアレルギーの症状

アレルギー性鼻炎は、ダニの死骸やフン、カビなどのアレルゲンが鼻の粘膜に炎症を引き起こす病気で、主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりで、なかには、目のかゆみや違和感も生じることがあります。

風邪と似た症状ですが、風邪は黄色い鼻水や喉の痛みが伴い、通常7~10日で治るのが特徴です。

次に、アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質や皮膚のバリア機能が低下した人に多く見られ、症状はかゆみを伴う湿疹です。

乳幼児期に発症し、思春期や成人期で重症化・慢性化することもあります。