雨どいにはどんな種類がある?形状の違いを解説!

雨樋は住宅の屋根から流れる雨水を集めて地面へ排水する重要な設備で、その形状や素材によって機能性や耐久性、見た目が大きく異なります。

 

◇半円型

筒を半分に切ったようなシンプルな形状で、最もポピュラーなタイプです。

長年一般住宅で使われてきた定番の形で、コストが比較的安く、施工もしやすいのが特徴です。

シンプルな形状は掃除やメンテナンスも容易で、雨水をしっかり受け止める基本的な機能を持っています。

 

◇角型

断面が四角く、近年増えている形状です。

半円型に比べて受け止められる雨水の容量が大きいため、大雨や集中豪雨に強いのがメリットです。見た目もスマートでモダンな印象を与えるため、新築住宅での採用が増えていて、大容量で排水能力が高いため、豪雨地域に特に適しています。

 

◇リバーシブル型

半円型と角型の良いところを兼ね備えた形状で、断面の片側が丸みを帯び、反対側が角ばっています。

設置時にどちらの面を表にするか選べるため、丸みのあるデザインを好みつつも大容量の排水性能を求める場合に適しています。

 

◇特殊型

雪国で使われるタイプで、屋根の雪が溶けて流れ込む雨水が雨樋内で凍結し破損するのを防ぐために覆いが付いています。

雪や氷によるダメージを軽減する構造ですが、流水量はあまり多く確保できないため、雪の少ない地域ではあまり選ばれません。