
土地の取引や建物の設計を行う際、すべての基準となるのが測量です。
しかし、ひと口に測量と言っても、目的によって「現況測量」と「確定測量」という、目的や内容の異なる2つの種類があります。
■「現況測量」と「確定測量」の目的と違い
現況測量とは、文字通り「現在の土地の形状や建物の位置」をありのままに測る作業です。主に建物の設計プランを立てるために行われ、隣地との境界立会いは行わないため、比較的短期間で終わります。
一方の確定測量とは、隣地の所有者や役所の担当者と現地で立ち会い、全員の合意のもとで土地の境界を明確にする作業です。
不動産を売却する場合や、敷地ギリギリに建物を建てる際には、将来のトラブルを防ぐため、確定測量が行われることが一般的です。
■どちらを選ぶ?「費用」と「期間」の目安を徹底比較
2つの測量は、かかる費用や期間にも大きな違いがあります。
現況測量は、隣人との調整が必要ないため、費用は約10万〜20万円、期間も数日から1週間程度と手軽に行えます。
しかし確定測量の場合は、関係者とのスケジュール調整や公的な書類手続きが加わるため、費用は約40万〜80万円以上と高額になりやすく、期間も2ヶ月から長ければ3ヶ月以上を要します。
これらは土地の広さや隣接する地権者の数、公図の状況によって変動するため、あくまで一般的な目安とし、実際の計画時には事前の見積もりやスケジュール確認が重要です。