家具の固定や設備被害を最小限にする地震対策について

大きな地震が発生した際、住まいの中で注意したいリスクの一つが、大型家具の転倒や家電製品の飛び出し、そしてライフライン設備の破損です。

これらによる怪我や二次災害を防ぎ、避難経路を確保するための具体的な対策知識を解説します。

 

■命を守る空間づくり!家具・家電の固定の正しいアプローチ

地震時の怪我の多くは、家具の転倒や移動、収納物の落下が原因です。

冷蔵庫や食器棚、本棚などの大型家具は、壁の内部にある強固な下地(柱や間柱)を狙って、L字金具やビスでしっかり固定することが有効です。

賃貸住宅などで壁に穴を開けられない場合は、複数の固定方法を組み合わせることで、安定性の向上が期待できます。

さらに、テレビやパソコンなどの家電製品には耐震マットを敷き、キッチンの吊り戸棚などには揺れを感知して自動でロックがかかる耐震ラッチを設置しておくことで、食器などの収納物が飛び出すリスクを抑えられます。

 

■二次災害を防ぐ!知っておくべきインフラ設備の対策と確認

家具の固定と並んで重要なのが、給湯器や電気、ガスといった「設備機器」の地震対策です。

特に屋外に設置されているエコキュートや電気温水器などの大型貯湯タンクは、満水時には数百キログラム以上になることもあるため、確実なアンカーボルトでの固定が欠かせません。

また、室内の対策としては、一定以上の揺れ(震度5相当程度)を検知すると自動でガスの供給を遮断する「マイコンメーター」の作動条件や復帰手順を家族で共有しておくことが大切です。

近年では、停電から電気が復旧した際の通電火災を防ぐため、強い揺れで自動的にブレーカーを落とす「感震ブレーカー」の設置も有効な対策の一つとして注目されています。