室内空気質(IAQ)を高めるための空調設備の換気機能とウイルス対策

室内環境の快適性と健康を守るため、室内空気質(IAQ)への関心が高まっています。
従来の冷暖房機能にとどまらず、高度な換気性能と効果的なウイルス対策を備えた空調設備の導入が急速に進んでいます。

 

■全熱交換換気システムによる効率的な空気入れ替えと省エネの両立

質の高い室内空気質を確保するための基本は、汚れた室内空気を排出し、新鮮な外気を取り入れる継続的な機械換気です。
しかし、単に外気をそのまま取り込むと室内の温度や湿度が変化し、エアコンの冷暖房負荷が増大してしまいます。

この課題を解決するのが全熱交換換気システムです。
排出する空気から熱と湿度を回収して給気側に移すことで、温度変化を最小限に抑えながら清潔な空気を維持できます。
これにより、室内の快適な温湿度を保ちつつ熱ロスを削減し、省エネ効果と換気の両立を実現します。

 

■高性能フィルターとエアロゾル捕集・ウイルス抑制技術

換気機能に加え、取り込む空気と循環させる空気双方の清浄度を高める多層的なウイルス対策が現代の空調には求められます。
業務用・住宅用の空調設備には、HEPAフィルターなどの高効率フィルターを搭載した製品があり、製品ごとに微粒子を捕集する性能が設定されています。

また、帯電粒子やイオンなどを利用した空気清浄・抑制機能を備えた製品もあるため、導入する際は各機器の性能や物質、使用条件などを確認することが大切です。