知っていただきたい~構造物の基礎知識~

 

建物の構造にはどんな種類があるの?

建物は、どういった構造でつくられているのでしょう?

構造の種類を選ぶとき、全体的な知識を持っていると

使い方、立地条件や環境、運用など

いろいろな面で違いがあることに気づきます。

 

そこで、今回は構造物の種類についてみていきます。

あらゆる建物の構造は、以下のような8種類あります。

① 木造(W造り)

② 重量鉄骨造(S造り)

③ 軽量鉄骨造(S造り)

④ 鉄筋コンクリート造り(RC造り)

⑤ アルミ造り(AL造り)

⑥ コンクリートブロック造り(CB造り)

⑦ 鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC造り)

⑧ コンクリート充填鋼管構造(CFT造り)

 

代表的なのは①~④です。

マンションの広告などで、S造りやRC造りなどの文字を

見かけることもあるのではないでしょうか?

この4種類のなかで、鉄骨造り(S造り)は、

建物の骨組みに鉄骨を用いるもので、英語のスチールの頭文字をとって

S造りともいわれています。

木造の次にコストパフォーマンスの良い構造です。

 

鉄骨造り(S造り)には、またさらに2つの種類に分かれます。

① 重量鉄骨造り

② 軽量鉄骨造り

使う鋼材の厚みが6mm以上のものを「重量鉄骨」といい、

6mm未満のものを「軽量鉄骨」と呼びます。

 

なかでも軽量鉄骨は、コストパフォーマンスも高く、耐震性にも優れていることから

新築物件やテナント工事、店舗工事、改修工事、住宅工事など

幅広く用いられているのです。