今回は軽鉄工事(LGS)について解説していきます。工事関係のお仕事をしていない方は、おそらく軽鉄工事がどのような工事なのか想像しにくいと思います。そこで、今回は軽鉄工事がどのような工事なのかわかりやすく解説していきます。
■軽鉄工事とは?
軽鉄工事とは、天井やクロスに骨組みを行う工事を指します。軽鉄工事と同じ意味として使われるものに、軽天工事やLGS工事というものがあります。これらの工事は多少違いはありますが内容はほとんど同じです。軽鉄工事の名前の由来は、材料に「軽鉄材」という厚さ0.5mm程度の薄くて軽い鉄板を使っていることから来ています。
■軽鉄工事はなぜ行うの?
軽鉄工事は、大きな1ルームの部屋を区切って使いたいという場合に、部屋を分ける目的で行われる工事です。例えば、美容室の内装工事の場合、大きな1ルームの中にシャンプー専用の小さな部屋を作りたいという要望が多くあります。こういった要望に応えるために、軽鉄工事を行い小さなスペースを作ります。
軽鉄工事が普及し始めたのは昭和50年頃です。その頃は大工の人が木材を1本1本削って柱を立てていましたが、現在は軽鉄材を使っているため工事スピードも工事コストも大幅に改良されました。