道路のペイントにはどんな塗料が使われている?

街で見かける道路のペイント。
止まれという標示や横断歩道、直進、左折マーク、法定速度の標示など様々な道路のペイントがありますね。

アスファルトに塗装をする際は、道路の温度や気候などの条件を考慮して、塗料を選択する必要があります。

道路にペイントとされる塗料は、ほとんどがアクリル樹脂の常温型塗料を使用しています。
路面に塗布した後に乾燥スピードがとても早いのが特徴。
また密着力に優れ、塗膜がすぐに形成されます。

道路にペイントする際は、一時的な交通規制をしますが、できるだけ早く解除する必要がある為、乾燥スピードが早い塗料が使用されています。

そして一度塗布したら、なかなか剥がれ落ちないような耐久性や耐摩耗性というのも大事なポイントです。
車や自転車等の往来が何度あっても簡単にはがれないのは、こういった特性を持つ塗料だからです。

尚、こういった性質を含んだ塗料は、市販されているものでもあります。
例えば、お庭部分にペイントしたり、エントランス部分にペイントしたり、境界線にペイントしたりなど、さまざまな使用用途があります。

ただし塗料の性質上、肌などに付着してしまうと簡単に落ちにくく、肌荒れなどの可能性もあるので取り扱いには十分注意しましょう。