地盤沈下とは?どんな家はリスクが伴う?

 

地盤沈下は建物を建てた地層部分で水分を多く含み、土が隆起したり、デコボコになって建物の位置が下がってしまう状態を指します。

特に大雨などの影響で土が粘性を含んだ状態になると、土が柔らかくなって土台が緩み、地盤沈下が起こりやすくなります。

地盤沈下が起こりやすいのは海岸近く、河川近く、砂丘近くなどです。
水が絡むような場所はリスクを伴います。

 

地盤沈下が起こりやすいかどうかは地層調査である程度判断できます。
土の掘削作業を行うことで軟弱地盤、良好地盤、強固地盤のいずれかを判断できます。

地盤沈下が起こりやすいところは5メートルほど掘っても軟弱地盤が続くようなところです。
河川の近く以外にも昔、田園地帯だったなどの場所も軟弱地盤と判明することがよくあります。

 

もし地盤沈下の影響で家が傾いたら、沈下修正を行います。
鉄管杭圧入工法、耐圧版工法など、圧力を加える方法で建物を安定させます。
鋼管杭、ジャッキ、グラウト材などを用いて建物を平らにする工法があります。

鉄管杭圧入工法、耐圧版工法は非常に高い安定性をもたらしますので、一度補修工事を行えば10年以上はその状態をキープできると言われています。

地盤沈下が起こった場合はどんな工法で補修すればよいか建築会社に相談してみましょう。