アンカーボルトとは?種類や選び方を詳しく解説!

 

 

 

アンカーボルトとは、コンクリートなどに設備機器や構造部材を繋いで固定するための金具のことを言います。

一般的には木造建築物や鉄筋建築物、鉄筋コンクリート建造物の柱や梁、床や土台の基礎部分などに使用されていて、設備機器や構造部材が分離したり転倒したりするのを防止します。

アンカーボルトのネジの構造は「転造法」と「切削法」の2種類があり、「転造法」は鋼材を切削せずにネジ山と谷に部分を塑性変形によって押し込むように加工する方法です。一方、「切削法」は鋼材を手動や自動で削ってネジ山と谷を作る方法でさまざまな形状やサイズを加工できるのが特徴です。

「転造法」と「切削法」の主な違いは強度と生産性で、「転造法」の方が1.5倍の強度があり金型を使用して生産するため大量生産が可能です。「切削法」は、金型が不要なので「転造法」に比べると初期コストが少ないメリットがあります。

 

つぎにアンカーボルトを選び方は主に2つあり、まずひとつめはアンカーボルトの材質で選ぶ方法です。

アンカーボルトは鉄、ナイロン、ステンレス、鋼材や強度に優れているSNRなど多くの素材が使用されていて、それぞれに重さや耐久性などが異なります。取り付ける素材によって耐荷量はどれぐらい必要なのかを確認して選ぶようにしましょう。

ふたつ目はのネジのサイズを見て選ぶ方法です。アンカーボルトのサイズはネジの呼び径(ミリメートルやインチ)、全長(ミリメートル)を確認をして素材のサイズに合わせて選びます。