耐震診断は必要?耐震診断の方法とおこなうタイミングについて

 

地震大国の日本では地震への備えは不可欠です。

耐震診断とは大きな地震が来ても倒壊しないような強度が建物にあるのかを調べて。確認することを言います。

耐震診断は1995年1月に起きた阪神淡路大震災の教訓を基にできた「耐震改修促進法」に基づいて診断され、耐震改修促進法の定められている基準を満たしていない建物は耐震補修工事をするように勧められます。

 

◇ 耐震診断の方法とは?

耐震診断の方法は自分でできるセルフチェックから耐震診断専門の業者に依頼するなど様ざまです。専門家による耐震診断では目視だけではなく、床下や天井裏までくまなくチェックをしてひび割れはないか、壁やベランダの状況、コンクリート部分の厚さ、柱や梁の太さ、長さ、大きさなど構造に関する調査をおこないます。

 

◇ 耐震診断のタイミングはいつがいい?

ひとつの目安として建物の着工が2000年以前かどうかがあります。

なぜなら2000年に建築基準方が法改正されて、それに加えて「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が執行されました。これは、阪神淡路大震災では1981年に執行された建築基準法で建てられ建物のなかには倒壊や半壊した建物の多く、現行の基準では不十分だと考えられたからです。

そのため、2000年以前に建てられた建物は早めに耐震診断をすることをおすすめします。

また、木造住宅であれば築年数が10年経っている場合や、リフォームおこなう前なども耐震診断をする良いタイミングだと言えるでしょう。