「I形鋼」の特徴とは?用途や規格と分かりやすく解説!

鋼材には断面によって「I形鋼」や「H形鋼」等の断面の形によって様々な種類があり「形鋼」と呼んでいます。

形鋼と呼ばれるのは一般的には、熱間で圧縮をして延ばしていく製造方法で作成される重量型形鋼のことを指しています。

そして、もうひとつは形鋼は断面の通りの名前が付けられているのが特徴で、その中でも「I形鋼」とはその名の通り、断面がローマ字の「I」の形をしている形鋼のことを言います。

 

◇「I形鋼」とは?

断面がローマ字の「I」に似ていることから「I形鋼」と呼ばれていますが、場合によっては「I型ジョイスト」または、「アイムービー」と呼ばれることもあります。

フランジ内部の両端から中央へ向かってテーパーが付いているのが特徴があり、梁幅が狭くなっています。

同じような形状の形鋼に「H形鋼」がありますが、「H形鋼」はフランジの内側にテーパーがなくてフラットな状態です。

 

◇「I形鋼」の用途

「I形鋼」はホイスト式クレーンで使用するためのレールの部材として使用されるため、一般の建築物の構造部材として使用されることはありません。

ホイスト式クレーンのレール以外では、橋梁や機械、車両の部品として使用されることもありますが、使用頻度は低いです。