「エラスタイト」とは?使用場所を詳しく解説!

「エラスタイト」はアスファルト系伸縮目地材の一種です。

ここでは、「エラスタイト」の役割を解説しています。

 

◇エラスタイトとは

コンクリート構造物のひび割れ防止に使用する板状のアスファルト系の素材です。コンクリートは私たち気付かないうちに膨張したり縮んだりします。

そうなると、気付かないうちにコンクリートに亀裂が起こることがあり、亀裂を防ぐためにコンクリートの間に弾力性のあるエラスタイトを挟んでコンクリート同士の距離感を調整をします。

 

◇エラスタイトはどこで使用されている?

エラスタイトが使用されているのはコンクリートでできた河川などの護岸やダムでよく使用されています。

わかりやすいのは、コンクリートとコンクリートのつなぎ目にある黒い線のようなものはエラスタイトの板が埋められているからです。

他にもコンクリート製の貯水池や屋上防水の目地、水路などでも使用されています。

 

エラスタイトはアスファルトで作られた厚みが1㎝程の薄い板で、用途に合わせた形に切断をして使用することができるので様々な建設現場で使用されています。

気を付けたいのが、エラスタイトは復元性が低いため一度加工したり、コンクリートの膨張により圧縮されると元に戻ることはありませんので気を付けるようにしましょう。