JV(企業合同体)の概要と活動目的別のJVの区分

「JV」と言う言葉を聞いたことはありますか?

ここでは、「JV」の概要と活動目的別のJVの区分を解説しています。

 

◇JVとは?

「JV」とは「ジョイントベンチャー」の略で、大型の建設工事を受注、施工するために結成された企業合同体です。

資金力と労働力が求められる大型の建設工事では、一社だけでは請負うことが難しいこともあり、複数の建築会社で協力し合うために組織されたものです。

 

◇JVの活動目的別の区分

・特定JV

優れた技術を持つ企業同士で組織されているもので、高度な技術を必要とする高層ビルや橋、トンネル等の大型建設に採用されます。

 

・経常JV

特定JVは案件ごとに結成をして完成後に解散をしますが、経常JVは中小の建設会社が継続的に協力関係を確保する目的で組織されるもので、「通年型」とも呼ばれます。

中小企業では受注が難しい案件でも経常JVとして入札が可能なので、受注機会拡大に繋がります。

 

・地域維持型JV

地域の維持管理に必要な事業のJVです。インフラ設備の補修や修繕、河川や道路などの地域パトロール、除雪、除草、災害応急対応等を地域に精通をしていて、迅速に確実に現場に到着をできる企業の合同体です。

一定期間は有資格業者として登録されます。