ポリブテン管とは?ポリブテン管の基礎知識

 

ポリブテン管は給水や給湯用の水道管の一種です。

主に集合住宅や戸建て住宅で使用されています。

 

◇ポリブテン管の特徴

ポリブテン管はポリブテンというポリマー(高分子化合物)から作られており、耐腐食性に優れ、非常に軽量でありながら、強度があるのが特徴です。

そして、高い耐熱性を持っているため温水供給や暖房システムなど、高温環境でも使用できます。

柔軟性に富んでいて、曲げて使用することができるため、複雑な形状や設置場所にも適応しやすいです。

こうした特徴から、ポリブテン管は住宅の冷水供給、温水供給、暖房システム、空気圧供給、下水道、排水管、配水管など、さまざまな配管システムで広く利用されています。

また、耐熱性に優れているため、一部の特殊な産業用途でも使用されることがあります。

 

◇架橋ポリエチレン管との違い

「架橋ポリエチレン管」との違いはポリブテン管の方が若干柔らかいのが違いです。

ポリエチレン管は柔らかいため柔軟性に優れているメリットはあり、設置工事時に無理やり曲げたまま固定をされてしまうことがあるようです。

そうすると、無理やり曲げられたところに負荷がかかり20年程の年月が立つと亀裂が生じることがあります。

架橋ポリエチレン管はポリブテン管よりも硬いため、こうした心配はありません。