【屋根勾配】角度別の特長を詳しく解説!

「屋根勾配」とは屋根の傾きの角度の度合いのことを指します。

屋根勾配は雨水を効率良く流すのに必要なもので、積雪地ではその勾配を大きくして、雪が自然に落下するようにします。

屋根勾配には勾配が大きな順に、「急勾配」「並勾配」「緩勾配」があり、ここでは、それぞれの特徴を解説しています。

 

◇急勾配(6寸勾配 約182㎜ 約31℃)

角度があるので雨水が屋根に溜まりにくく、デザイン性が高いのが特徴。また、屋根裏にスペースができるので断熱効果もあり、収納スペースとしても利用可能です。

しかし、台風等の影響を受けやすく、メンテナンス時に足場が必要なことや、積雪地では屋根が急なので雪下ろしが困難です。

 

◇並交配(3寸~5寸程度 約91.0~152.0mm 約16.7゜~26.6゜)

一般住宅において最もスタンダードな屋根勾配で、屋根材のデザインが豊富で、4寸以上であればほとんどの屋根材に適合しています。

 

◇緩勾配(3寸 約91.0mm 約16.7)以下の屋根勾配

面積が小さく、足場が必要ないためメンテナンスが低コストででき、台風などの強風も影響も少ないのが特徴です。

ただし、水はけが悪いため雨漏りのリスクが高くなり、汚れやすいのが欠点です。