太陽光パネルについて~発電の仕組みや歴史を詳しく解説!

再生可能エネルギーの中でも、最も取り入れられている太陽光発電。

その中の太陽光パネルは、太陽光発電には欠かせないものです。

ここでは、太陽光パネルについて解説しています。

 

◇太陽光パネル

太陽光パネルを構成する太陽電池は、一般的にシリコンなどの半導体からできています。

これらの半導体は、n型半導体とp型半導体という異なる特性を持つものが導線で接合されています。

太陽光が半導体に当たると、n型半導体側にはマイナスの電子が、p型半導体側にはプラスの正孔が集まります。

この状態が乾電池と同様になり、それぞれの電極に導線をつなぐことで電子が正孔の方へ移動し、電気が流れるのです。

この電力の生成を光起電力と呼び、このプロセスを「光起電力効果」といい、これが太陽光発電を行う太陽光パネルの基本原理です。

 

◇太陽光パネルの始まり

1839年、フランスのアレクサンドル・エドモン・ベクレルという学者が金属の板に光を当てると電気が発生することを発見しました。

さらに1883年には、アメリカの発明家チャールズ・フリッツが太陽電池の基礎となるものを発明したのです。

日本では1955年に初めて太陽電池が作られ、その3年後の1958年には実用化されました。

その後、1970年代から世界中で太陽光発電の研究が盛んになり、現在では世界各地で太陽光発電が活発に行われています。