ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準と補助金を利用する際の注意点

ZEH住宅( ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、家庭で使うエネルギーと太陽光発電などで生成されるエネルギーをバランスさせて、1年間で実質的な消費エネルギーをゼロ以下にする家のことです。

 

◇ZEH住宅の4つの基準

1 強化外皮基準

ZEH住宅の判断基準の中でも注目される項目で、建物の外部構造の断熱性能を評価するもので、3つの地域区分ごとに異なる基準値が設けられています。

 

2 一時エネルギー消費量を20%以上削減

一次エネルギーは石油や石炭、天然ガス等から直接得られるエネルギー源で、電気のような二次エネルギーは一次エネルギーを変換・加工して得られます。

太陽光発電等を利用して、基準一次エネルギー消費量を20%以上削減することが基準です。

 

3 再生可能エネルギーの活用

太陽光や風力、水力、地熱などは枯渇せず、温室効果ガスを排出しません。ZEH住宅の認定にはこの再生可能エネルギーシステムの導入が必要です。

 

4 1~3の基準を満たして、一次エネルギー消費量をゼロにする

1~2の基準を満たして、再生可能エネルギーを活用することで、年間のエネルギー消費と再生可能エネルギーの生産量の差をほぼゼロにします。

 

◇補助金を利用するための注意点

ZEH住宅には補助金制度が利用可能ですが、登録されがZEHビルダー(建築会社)やプランナー(建築事務所)を利用しない場合は補助の対象外となります。

また、補助金制度には複数の種類があり、それぞれに異なるため利用する際は建築会社に相談しましょう。