ボーリング工事は機械を使って床に細長い穴を掘り、主に地質を調査することに用いる工事、その目的は多岐にわたります。
主に学術的分野、資源開発分野、建設事業分野の3種類に分かれ中でももっともポピュラーな調査が建設事業分野でのボウリング工事です
◇ボウリング工事の目的
建物を建てる土地の地質調査や、大規模な建物や住宅のまた、埋設場所で廃棄物が埋まっているかどうかの調査や、液状化や地盤沈下のリスクを評価するためにも利用されます。
◇ボウリング工事でわかること
・N値
ハンマーでボーリングロッドが既定の深さに達するまでに当たった打撃回数がN値で、地盤の強さを測ります。
・土の密度
単位体積あたりの土の重量を示し、緻密さや締まり具合を表します。密度が高いほど、地盤がしっかりしていると考えられます。
・地盤の種類
地盤には岩盤、洪積層、沖積層、人工地盤などがあります。 岩盤や洪積層は丈夫ですが、沖積層は土質によって軟弱な場合があります。
・地盤の液状化
地震などで地下水位が上昇することで、本来的には地盤が軟弱化する現象です。ボーリング調査は、地下水位や液状化の程度を評価するために行われます。
・地盤の弾性係数
地盤の固さを示す数値です。地盤の支持層の深さなどを把握することで、建物の基礎設計に役立ちます。