「外壁材」にはたくさんの種類があるため、どれを選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょう。
ここでは、代表的な外壁材をご紹介します。
◇サイディング系
サイディングは、工場で製造される板状の建材で、以下の4つに分類されます。
- 窯業系サイディング: セメント質と繊維質を主原料とした混合原料を成型。
- 金属系サイディング: ガルバリウム鋼鈑などの金属。
- 木質系サイディング: 木材を板状に加工したもの。
- 樹脂系サイディング: 塩化ビニルを主原料とする樹脂を成型。
◇モルタル
モルタルは、セメントと砂、水を混ぜて作る外壁材で、その平坦な表面に左官業者が手作業で模様を施すことができる「塗り壁」です。
モルタル外壁は通常、新築時に施工されます。
最大のメリットは、左官業者の手作業によって世界に一つだけの模様が作れることで、他の家とは異なるデザインが実現できます。
一方で、ひび割れしやすく、そのまま放置するると雨漏りのリスクが高まります。
◇タイル
薄い陶器製のタイルを外壁に貼り付ける工法は、ガラスのような光沢が特徴的な外壁を形成します。
この工法のメリットは、耐用年数が30〜50年と、モルタルやサイディングに比べて寿命が長く、目地とタイル材が作り出す高級感は、他の素材では難しいデザイン性も可能です。