石工事の特徴と種類を解説!

石工事は主に石積み(貼り)工事やコンクリート積み(貼り)工事のことを指し、建物の外構やエントランス部分でよく施工される工事です。

石材やコンクリートブロックは崩れやすく、形をきれいに加工するのが難しいため、職人としてのスキルが問われる職業でもあります。

 

◇石積み(貼り)工事

石積み(貼り)工事は主にエントランスや外構で行われ、床や壁の仕上げにより美観を向上させたり、耐久性を向上させる目的で実施されます。

石材の特性から加工が難しく、また材料単価が高いため、高度な技術が要求されます。

 

◇コンクリート積み工事

主に法面工事のコンクリート部分や擁壁の建設が中心であり、擬石と呼ばれる自然の石に似せた材料を積み上げる工事や貼り付ける工事も含まれます。

 

◇墓石工事

墓石工事も石工事の一環であり、主な工事内容は墓石の加工および墓地の基礎工事です。

墓石はその重さが2トンにもなるため、適切な基礎を構築する必要があります。

通常、建物の場合は「建築基準法」に基づいて安全基準などが設けられていますが、お墓にはこれに該当する法令が存在せず、4mを超える墓石工事において初めて建設業法に基づく「建設業の許可(石工事)」が必要となります。

言い換えれば、通常のお墓のサイズには特定の基準が存在せず、各地域の墓石店が独自の方法で工事を行っています。