テレワークがもたらした、暮らしの変化について

新型コロナウイルスの影響により一般的になったテレワークは、働く時間や住む場所に対する柔軟性を大幅に向上させました。

この変化に伴い、働き方だけでなく、暮らしそのものを見直すする人々が増加しています。

 

◇テレワークがもたらした変化

・ワークバランス

テレワークにより自宅での時間が増加し、男女を問わず家事や育児の時間も増加しています。

2022年の少子化社会対策白書によれば、夫の家事・育児への参加がテレワークの影響で増加しており、通常の働き方と比較して2倍以上の差があることがわかりました。

 

・仕事とプライベートが近くなる

テレワークでは、通勤時間の不要と稼働前後の時間の効率的な活用が可能になりました。

オフィス出社時も時差出勤やフレックス制度の利用により、ストレスなく柔軟な働き方ができます。

また、子供の学校や保育園からの急な呼び出しにも柔軟に対応でき、仕事を中断することなく対処できるケースも生まれました。

 

・住む場所の自由度が高くなる

通勤距離の制約が薄れることで、生活環境やライフスタイルに合わせた住まい選びが可能に。

地域や国の選択肢も広がり、内閣府の調査では37.2%が地方移住に関心を示し、20代では45.2%でした。

配偶者の転勤や育児・介護の調整難も、テレワークにより柔軟な働き方や新しい就労機会の獲得が可能になり、これは当事者だけでなく家族全体のキャリアビジョンにも大きな影響を与えています。