屋根からの雨水を排水溝へ導く役割があり、雨どいがないと雨水が地面に直接落ち、水たまりができて建物周辺を汚す原因となります。
雨どいの耐用年数は通常20年程度とされていますが、日射や紫外線による劣化、雨水の滞留、寒暖差による伸縮、風や雪などの影響で、劣化が早まることもあります。
そこで、こちらでは雨どいの交換時期を示す症状を解説しています。
◇ひび割れ
雨樋が割れると雨水が適切に排水されず、家に雨がかかって傷みが進行してしまいます。
また、夜間に雨音が気になり、睡眠の妨げとなることもあります。
壊れた雨樋は雨水が溢れるため、早急な修理や交換が必要です。
◇金具の劣化
軒樋が大きく歪み、樋吊り金具も変形して雨水が流れずにオーバーフローしている場合は、交換が必要です。
オーバーフローした雨水は外壁や基礎を濡らし、2次被害のリスクを高めます。
金属の場合は錆びて取れることもあり、支えが失われると次々と歪みが生じて破損する原因となります。
◇横樋が広がる
雨樋には縦樋と横樋があり、横樋は屋根の水を受ける部分で、紫外線による劣化や風化や、夏の猛暑や降雪でたわみや変形が進むことも。
この状態では、雨が勢い良く降ると雨樋から雨水が溢れ、隣家に立ったり、仰向け返りで屋根裏や室内に雨水が入り込み、構造材を腐らせる危険があります。
そのため、問題がなくても早めの対処が必要です。