寒い冬に、じんわりと暖かい床暖房。
じつは、後付けで設置ができ、戸建てだけでなく、マンションにも導入可能です。
そこで、今回は床暖房を後付けする際の注意点をご紹介します。
◇床暖房の種類とその特徴を知る
床暖房には「電気ヒーター式」と「温水式」の2タイプがあります。
「電気ヒーター式」は初期費用が安いものの、光熱費が高くなりやすいため、キッチンや脱衣所など短時間の使用向きです。
一方、「温水式」は設置費が高めですが、光熱費を抑えやすく、リビングやダイニングなど広いスペースで長時間使うのに向いています。
◇施工方法により費用が違う
床暖房リフォームには「直張り」と「張り替え」の2種類があります。
既存の床にそのまま「直張り」する場合、工期が短く、設置費用は1畳あたり約5~8万円です。
一方、床下に取り付ける「全面張り替え」は、既存の床材を一度剥がすため、1畳あたりプラス3~5万円ほど高くなります。
◇床暖房に床材が適しているか
床暖房に適さない床材を使うと、熱によって膨張やひび割れが起こる可能性があります。
設置工事の際は、床材が対応しているか必ず専門業者に確認してください。
また、床暖房を効率的に使うためには床材の厚さも重要で、薄いほど暖かさを感じやすくなりますが、強度も考慮して12〜15mm程度の厚さが推奨されます。