耐震等級とは、建物の耐震性を示す指標で、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づいています。
他にも、耐震性能を示す数値には、「Is値」「Iw値」があります。
今回は、それぞれの違いを解説したいと思います。
◇「Is値」とは?
Is値(Seismic Index of Structure)とは、建物の耐震性能を総合的に評価する指標です。
建物の強度・靱性、形状やバランス、経年劣化などを考慮し、数値が大きいほど耐震性が高いことを示します。
◇「Iw値」とは?
木造住宅の耐震性は、一般診断法の構造耐震指標(Iw値)で評価されます。
Iw値は、建物の粘り強さに形状や経年劣化を考慮して算出され、耐震診断で使用されます。
特に1981年以前の旧耐震基準の木造住宅で活用され、耐震改修の判断材料となるため、新耐震基準以降の建物では、保有水平力で耐震性を評価するため、Iw値は用いられません。
耐震改修の支援制度がある自治体では、指定のIw値を満たしていないことが条件となり、改修後に基準以上のIw値にすることが求められる場合があります。
◇耐震等級とは?
耐震等級は等級1~3の三段階に分かれています。
- 等級1:震度6強の地震で倒壊の可能性が低い
- 等級2:等級1の1.25倍の耐震力
- 等級3:等級1の1.5倍の耐震力
また、品確法の耐震等級と耐震診断の指標は対応しており、等級1はIs値0.6程度、Iw値1.0程度とされています。