
どれだけ立派な建物を建てても、それを支える土台が脆ければ意味がありません。
建物の寿命や安全性を左右する基礎工事は、まさに建築の要です。
後悔しない家づくりのために、まずは基礎工事の重要性と基本の種類を押さえておきましょう。
■「ベタ基礎」と「布基礎」の特徴と違い
日本の建築で主流となっている基礎工事には、大きく分けて「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。
ベタ基礎は、建物の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込む工法です。面で建物の重さを支えるため耐震性が高く、床下からの湿気やシロアリを抑えやすいのが特徴です。
一方の布基礎は、柱や壁の下に逆T字型のコンクリートを連続して配置する工法です。使用するコンクリート量が比較的少なく、建物や地盤の条件に応じて採用されています。
■頑丈な土台を見極めるためのチェックポイント
基礎工事の失敗を防ぐには、コンクリートを流し込む前に行われる「配筋検査(はいきんけんさ)」がポイントです。
中の鉄筋が図面通りに正しく配置されているか、結合部分がしっかり固定されているかなどを確認します。
また、コンクリートが完全に固まるまでの養生期間を適切に確保しているかも、ひび割れのない頑丈な基礎をつくるために欠かせない重要な工程です。