
基礎工事でコンクリートを流し込む際、きれいな形に固めるための「器」の役割を果たすのが型枠です。
住宅の基礎工事では主に「鋼製枠(メタルフォーム)」と「木製枠(木パネ)」の2種類が使われており、それぞれに異なる強みがあります。
■鋼製枠(メタルフォーム)のメリット・デメリット
鋼製枠は鉄製の型枠で、現在の住宅基礎において非常に高いシェアを誇ります。
最大のメリットは強度と耐久性に優れている点で、繰り返し使用できるため廃材の発生を抑えやすく、環境負荷の低減にもつながり、環境に優しいのが特徴です。
パーツが規格化されているため、職人の熟練度に関わらず均一で美しい仕上がりになりやすい反面、木製枠に比べて重量があるため運搬や組み立てに体力が必要となり、変形した際の微調整が難しいというデメリットがあります。
■木製枠(木パネ)のメリット・デメリット
木製枠は合板(ベニヤ板)で作られた型枠で、古くから現場を支えてきた資材です。
木製のため軽くて扱いやすく、現場の複雑な形状に合わせて切断や加工が自由にできるため、変形地や特殊な設計の基礎にも柔軟に対応できる強みがあります。
一方で、コンクリートの水分を吸うため何度も再利用することは難しく、現場ごとに廃材が発生しやすい点や、施工品質が職人の腕に左右されやすい点がデメリットです。