崩れた崖や道路はどう直す?「災害復旧工事」が始まるまでの流れと工期の目安

大雨や地震で道路や崖が崩れたとき、それらを元通りにするのが災害復旧工事です。

今回は、工事が始まるまでの流れや、気になる工期の目安について分かりやすく解説します。

 

■工事が始まるまでのステップと手続き

災害が起きてから実際に工事が始まるまでには、いくつかの重要なステップがあります。

まず、被害を受けた自治体などが現地の状況を詳しく調べる被害状況調査を行います。

その後、国からの予算(補助金)を受け取るために、被害の規模や復旧にかかる費用を公的に証明する災害査定という審査を受けます。この査定をクリアして初めて正式な予算がつき、工事を発注できる状態になります。

危険な場所にはまず応急処置が施されますが、本格的な復旧工事を始めるには、こうした確実な手続きを一つずつクリアしていかなければいけません。

 

■復旧工事にかかる期間と工期の目安

復旧にかかる期間は、被害の大きさや場所によって大きく変わります。道路のひび割れや小さな土砂崩れのような規模であれば、数週間から数か月で完了することが多いです。

しかし、山ごと大きく崩れてしまった道路の全面的な復旧工事や、川の護岸(堤防)が数百メートルにわたって流されてしまった場合など、大規模なケースでは1年から数年かかることも珍しくありません。

また、被災地では足場が悪く、二次災害の危険もあるため、一般的な建設工事よりも安全確保や慎重な作業が求められ、工期が長くなる傾向があります。