
広大な土木・建設現場において、作業効率を飛躍的に高める技術として注目を集めるのがドローン測量です。
本記事では、施工全体の工期短縮や安全性の向上をもたらすメリットと導入時の注意点についてまとめました。
■ドローン測量がもたらす工期短縮と安全性向上のメリット
従来のトータルステーション等を用いた手作業による測量は、広大な敷地や傾斜地での作業に多大な人員と時間を要し、滑落などの高所作業に伴う危険もありました。
これに対し、上空から撮影した連続写真をもとに3次元点群データを生成するドローン測量を導入することで、広範囲の測量にかかる時間を短縮できます。
危険箇所への立ち入りを減らしながら精度の高い地形データを取得しやすいため、現場の安全性向上につながります。
このように計測工程を効率化しデータをデジタル化することは、建設DXを現場レベルで力強く推進する具体的な一手となります。
■精度確保と安全運用のために押さえるべき導入時の注意点
様々なメリットが期待できるドローン測量ですが、運用にあたってはいくつかの注意点が存在します。まず、航空法をはじめとする関係法令の遵守や、飛行許可・承認申請手続きを確実に行うことが前提となります。
また、樹木や草木が生い茂る現場では地表面のデータを正確に取得しにくいため、植生の影響を考慮したデータ処理や、対標点の適切な配置といった計測精度を保つノウハウが不可欠です。
さらに、天候悪化時の飛行判断や通信障害へのリスク管理を徹底し、建設DXのツールとして安全かつ計画的に運用できる体制を整えることが安全で計画的な運用につながります。