カーポート設置の基礎知識②

カーポートの耐用年数

 

カーポートは、お住まいの地域や、カーポートの仕様によって耐用年数が異なってきます。


・雪が多い地域・・・重みによるダメージを受ける
・風が強い地域・・・揺れによる金属疲労
・海に近い地域・・・塩の影響を受ける


このように設置するときに、地域の特性や条件を確認することで、

どのような仕様を選べばよいのかがわかってきます。

カーポートのなかで、もっとも傷みが目立つ部位はどこかというと

「屋根材」です。


以前は、アクリル材が使われていましたが、

台風など天候の影響を受けやすく割れやすい素材でした。


それにかわって、近年では「ポリカーボネート」という素材が主流となりました。


ポリカーボネートは、ヘルメットや車のライトカバーから、食器や文房具にいたるまで、

幅広い製品で取り入れられる素材で、非常に強度があります。


透明なので美観性にも優れており、軽量です。

そして、最大の特徴は耐衝撃性です。


アクリル材の50倍にも達するといわれるほどで、

気候の影響を受けにくく「対候性」、「耐熱性」も兼ね備えています。

 

改良された素材のおかげで、耐用年数は長くなっていると考えられます。

一般的に10~15年といわれますが、それ以上に使っているカーポートでも

まだまだしっかりと活躍しているものもあります。