発泡塩化ビニールはどんなものが使用されている?

発泡塩化ビニールはインテリアや家具、住宅の内装材など幅広く使用されています。
住宅内にあるものでいうとカーペットや絨毯、スイッチ、コンセントプラグなどが発泡塩化ビニール素材で作られています。
柔軟性があり、接着性もあるので使用用途が幅広いのがメリットです。

一方で、熱に弱く、防火性には優れていません。
例えば火災が起こったらすぐに燃えてしまいますし、紫外線にも弱いので外壁材などには向いていません。

他の塗料や物質を含ませることで、固形にすることもできます。
例えば配管や雨樋もこういった発泡塩化ビニールを含んだ素材で作られていることも多いです。

ちなみに同じプラスティック成分でポリエチレンがありますが、若干成分が異なります。
ポリエチレンは石油が原料となっていて、ビニール袋やシャンプーや化粧品の容器などに使われている物質です。

塩化ビニールの方がもっと硬化性があり、耐久力を求められるもので使用されることが多いです。

塩化ビニール素材の内装材は耐薬品性や電気絶縁性があります。
こういった内装材を使うことで、外部からの電波を遮ったり、あるいは害虫から守ることができます。
とても軽く、使いやすいので利便性も良いです。