水勾配を作り、円滑な排水を行おう!

建物の建築で必ず考慮しなければいけない箇所が排水。
雨水をどのようなルートで排水することで生活に支障をきたさないか考慮することが大切です。

例えば、屋根や外壁に雨水が溜まってしまうと腐食の原因にもなります。
雨樋などを使ってうまく排水できるようにします。

一般的に雨樋などを使って排水する場合、勾配が必要です。
平行に雨樋を設置すると、雨水が流れていきません。
そのため緩やかな勾配をつけて左右どちらかに雨水が流れるように設営します。

また、屋根だけでなく駐車場なども実は緩やかな勾配が作られています。
見た目上は平らでも、緩やかな勾配をつけることで排水溝にうまく雨水が流れるように設計されています。

他には玄関のコンクリートやタイルも1%から1.5%のわずかな勾配があります。
タイルには表面張力があるので、平行にすると水たまりができてしまいます。
それを防ぐための施工が必ず行われています。

なお、一般道路でも勾配が作られています。
中央分離帯を境目に、かまぼこのようにアプローチが設計されていて、左右に水が流れるようになっています。

建物や外構部分の勾配に気を配ってくれている施工会社なら、水はけの良い環境が維持できるはずです。