日本の住宅で使用される外壁材の種類について紹介します。

・窯業系サイディングボード

近年、日本の住宅で主流になっているのが窯業系サイディングボード。
成分はセメントですが、既に固めて形作られた外壁ボードです。
色、柄ともに豊富で、家の雰囲気に合わせて取り付けることができます。
防水性、耐熱性に優れ、経年劣化しにくいのが特徴です。

・モルタル

昔ながらの素材で、セメントと砂を混ぜて構成されています。
施工前は柔らかさがあり、左官工が平らに仕上げて塗っていきます。
あえて、その塗った跡を残すことで味のある外壁にすることもできます。
ただ、施工に時間が掛かる、腕のある左官工が減ってきている、ひび割れなど後々のトラブルが起きりやすい、などいくつか気になるデメリットもあります。

・金属系サイディングボード

アルミニウムやガルバリウム鋼板を使用した外壁材。
防水性、耐震性のある外壁材で、寒冷地に行くと、時折見られます。

高貴な印象を与え、ちょっと外国のお家にありそうな雰囲気を感じさせてくれます。
デザイン的にはとてもオシャレですが、接合部などに腐食の恐れもあるので、高い施工技術が求められます。
また、凹み、錆びが発生してしまうリスクがあります。