「とび職」と言えばビルやマンションでの高所で作業をするイメージがありますが、実はとび職には専門分野があるのをご存知でしょうか。
ここでは、とび職の種類を解説しています。
◇ 足場とび職
最もメジャーなとび職で、高所の作業に必要な足場の組立て・解体をおこない、建設現場には安全に工事を施工するためには欠かせません。
◇ 鉄骨とび職
大型建築現場で骨組みを組み立てていくのが仕事です。
高所での作業なので危険がともない、クレーンを使用して重たい資材を持ち上げるため高い技術が求められます。
◇ 橋梁とび職
橋や高速道路、鉄塔、ダムなどの鉄骨工事をおこないます。
仕事自体は鉄骨とび職と同じですが川や海、道路が広がっているため、さらに高い技術が求められます。
◇ 重量とび職
工場やビルの設備工事の際に大型機械をクレーンなどを用いて設置するのが仕事です。
他のとび職とは違い高所での作業はそれほどありませんが、数ミリ単位の精度が求められます。
◇ 送電とび職
「送電線架線工」と呼ばれ、電線の架線工事や既設の送電線の点検・保守作業などを行います。
電気工事士の資格が必要で、現在送電とび職は日本に数千人しかいないため、人材不足に悩まされています。