雨漏りの修理では原因を改善しないと、雨漏りは再発する可能性があるため、まず原因を特定することが重要です。
ここでは、雨漏りになりやすい5ヶ所をご紹介します。
◇壁
雨漏りの最も多い原因は壁で、特にタイル貼りの壁がリスクが高いです。
また、雨漏り箇所と雨水侵入箇所が離れていることが多く、原因特定に時間がかかることがあります。
◇サッシ周り
サッシ周り、特に天窓は経年劣化によりパッキンやシーリングが痩せ、隙間から雨水が侵入しやすくなります。
目視できない部分も含め、注意深く診断し原因を特定しましょう。
◇排水溝(ドレン)
屋上やバルコニーの排水口(ドレン)は、雨水を建物外に排出する重要な役割があります。
特に防水部とドレンの継目が劣化すると雨水が侵入しやすく、ドレンの詰まりも雨漏りの原因になりやすいです。
◇バルコニー
バルコニーの手摺部分も要注意です。
この部分は小さな屋根として雨や日差しにさらされ、穴や隙間、劣化したネジやシーリングから雨水が侵入しやすいのが原因です。
バルコニーの下が居室であれば雨漏りの原因となり、居室でない場合はバルコニーの腐食や崩落のリスクがあるため気を付けましょう。
◇屋根
複雑な形状の屋根、特に寄棟や谷板金部分は雨漏りのリスクがあります。
寄棟では谷板金が雨水を集めやすく、劣化しやすく、ドーマーやトップライトなどの複雑な屋根構造も雨漏りの原因になるため注意が必要です。